コルチコトミー、ヘミオステオトミーとは  プレートタイプのインプラント
歯が生えている歯肉の下の骨(歯槽骨)の表層を皮質骨、内側を海綿骨と言いますが、表層の皮質骨の一部を除去することをコルチコトミー(歯槽骨皮質骨切除術)と言います。
ヘミオステオトミー・コルチコトミーは、コルチコトミーをより発展させ、矯正歯科治療の期間を短縮できるようにした治療法です。アンカーインプラントを併用することで、矯正期間を短縮することができます。
ヘミオステオトミー・コルチコトミーの特徴
コルチコトミーは、一度切った骨は、回復すると以前よりも丈夫になるという性質を利用した矯正治療法です。コルチコトミーだけでは従来の矯正法と治療期間の差がほとんどありませんが、ヘミオステオトミーとインプラント矯正を併用するHIスピード矯正なら、短期間での矯正治療が可能です。
また、皮質骨を除去するときに掘る溝が血液の循環を活性化させて、代謝が盛んになります。その結果、歯肉が若返ってきれいなピンク色になることから、アンチエイジングにも役立ちます。
アンチエイジングプログラム
また、スピード矯正治療の基本は、非抜歯です(親知らずは抜歯をします)。
非抜歯で治療する場合、以下のような欠点が生じます。
- 顎が小さいことが不正咬合の原因となっている方は、顎を大きくする必要があります。
- 叢生(乱ぐい歯)を治療すると、口元が突出してしまうことがあります。
- 骨から歯が出てしまうため、歯肉の退縮を引き起こしたり、歯が抜けやすくなります。
これらを解決するためには、奥歯を親知らずの位置まで移動させる必要がありますが、従来の治療法では装置が複雑になり、治療期間も長期化してしまいます。ヘミオステオトミー・コルチコトミーとアンカーインプラントを併用することでこれらの欠点は解消され、ほとんどのケースで治療期間を短縮することができます。
コルチコトミーの歴史と実績
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