ヘミオステオトミー・コルチコトミー併用のHIスピード矯正の治療の進め方です。
※症例によってはHIスピード矯正が適さない場合がございます。
※症例によってはヘミオステオトミー・コルチコトミーを併用しても治療期間が短縮されない場合もございますので、ご了承ください。
一般矯正・舌側矯正の治療の流れについてはこちらをご覧ください
HIスピード矯正 治療の流れ
予診表の請求/ホームページ
当院では、ご予約の前にホームページからの資料請求をお願いしております。
HIスピード矯正という特殊な治療を行いますので、最初に資料をお送りし、治療法や当院の治療方針についてよくご理解をいただいております。
治療方針についてご不明点がございましたらメールまたはお電話でお問い合わせください。
予約・予診表の記入
資料をお読みいただき、治療方針についてご了解いただけましたら、電話またはメールで無料カウンセリングをご予約ください。 お送りした予診表は必要事項を記載の上、カウンセリングの際にご持参ください。
初回相談時には身分証をご用意ください
当院では防犯の目的から、初回相談時に身分証(保険証、免許証など)のご提示をいただいています。
残念な事に、当院のスタッフがカウンセリング時に暴力を受けた事件がありましたが、予診表に記載されていた個人情報が偽りだったため、犯人を捕まえることができませんでした。
また、千葉の英国人女性殺害事件の容疑者が逃走中に美容整形を受けたことが判明した際、身元が明らかではない人に医療行為を行うことの是非が論じられていたのを覚えておられますでしょうか?
当院ではスタッフの安全を守るためと、医療機関としての倫理から、身分証を確認させていただいております。ご理解、ご協力をいただけますようお願いいたします。
初回:治療相談(無料カウンセリング)/完全予約制
*当院ではトリートメントコーディネーター制度を導入しています
*予診表、身分証(保険証、運転免許証など)をご持参ください

最初に矯正治療に関するDVDをご覧いただいてから、トリートメントコーディネーター(TC)がカウンセリングを行い、患者様のご要望、お悩みを伺います。TCはドクターと患者様の間に立ち、患者様の持つ疑問点や不安を早い段階で解消する役割を担っています。
続いて、TCがカウンセリングで伺ったご要望などをもとにドクターがコンサルテーションを行います。より専門的な解説や、具体的な説明、治療法の提案などを致します。
TCカウンセリングにドクターが臨席することもございますが、しっかりとお話を伺うため、日を改めてドクターコンサルテーションのご予約を取っていただく場合もございます。
精密検査
治療のために必要な情報を収集します。一般的な歯科レントゲン撮影、CTレントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型の採取などをおこないます。

≪CT撮影≫
CTにより歯やあごの状態を三次元で撮影し、正確に把握します。矯正治療は全体の咬み合わせも考慮する必要がありますので、適切な診断を行うためにはCT撮影が必要です。

≪レーザー虫歯診断器≫
当院では精密検査の一環として虫歯のチェックも行います。レーザー光を照射し、歯を傷つけることなく見えない部分の虫歯の進行度を知ることができます。
診断
採取した資料から、矯正治療に適しているかどうか、ご希望の治療方法が可能かどうかの診断を行います。
治療計画の立案・ご説明(インフォームドコンセント)
診断をもとに、治療計画を立案いたします。治療方法と治療期間、どのように歯を動かして行くかのご説明をいたします。具体的な治療費もご提示いたします。
治療についてご理解いただいた上で改めてご要望を伺い、契約となります。治療期間や費用などについては必ず同意書を作成し、ご署名をいただいています。
治療期間の短縮を目的としてHIスピード矯正をご希望の場合
症例によっては、ヘミオスオトミー・コルチコトミーを併用しても治療期間が短くならない場合がございます。その場合はきちんと説明を行い、一般的な矯正治療法もご提案しております。
矯正前処理(虫歯、歯周病、プラークコントロール)

虫歯や歯周病が進行している方は、矯正治療に先立って治療をおこないます。かなり進行している方は、前胥吏の期間が長くなることがあります。
また、矯正治療中は虫歯になりやすくなるため、歯磨き指導を含めたプラークコントロール(PC)もおこないます。
矯正装置装着(矯正開始)
前処理が完了したら、矯正装置を装着して動的処置を開始いたします。
簡単な手術(ヘミオステオトミー・コルチコトミー)
必要に応じてヘミオステオトミー・コルチコトミー手術をおこないます。上顎・下顎の両方の手術が必要な場合は、1ヶ月程度の間隔を置いておこないます。
インプラントを併用する場合は、インプラント埋入手術も同時におこなうことがあります。
手術の際の痛みや腫れについて
ヘミオステオトミー・コルチコトミーは親不知の抜歯程度の手術で、入院などのご心配はありません。
腫れや痛みもほとんどの方では問題ない程度ですが、親不知の抜歯で腫れたり痛みが強かったりする方がいらっしゃるように、手術によって数日間腫れたり痛みが続いたりすることがございます。抗生物質や痛み止めを処方しておりますが、痛みが取れない場合はご連絡ください。
手術が怖い・緊張してドキドキしてしまう方
当院では、専門の先生による静脈内鎮静法(IV)を実施しております。全身麻酔とは違って意識が完全になくなることはありませんが、ウトウトしている間に手術を行い、手術後には帰宅できます。
手術が怖い方、ストレスに弱い方には静脈内鎮静法をおすすめしておりますので、あらかじめご相談ください。(別途費用がかかります)
チェック
1〜2週間ごとに1回来院していただき、治療の進み具合をチェックします。
一般的な矯正治療は3〜4週間に1回のチェックですが、HIスピード矯正の場合は一般的な矯正治療よりも早く歯が動きますので、チェックの間隔も短くなります。
矯正装置除去
歯の動的処置が完了したら、装着していた装置を除去します。
インプラントを埋入した場合はインプラントの除去も行います。
インプラントの除去手術について
インプラントの除去手術はごく簡単におこなえ、親不知の抜歯よりも患者様の負担は少ないのが一般的です。
しかし、インプラントは長期間埋入していると骨と結合することがあり、その際は骨除去の手術が必要となって費用も高くなってしまいます。
ご予定が合わず、当院でのインプラント除去にお越しになれない場合は、提携の歯科医院で除去手術を受けていただくことも可能です。ご相談ください。
保定(後戻り防止)
そのままにしておくと歯が元の位置に戻ってしまいますので、後戻りを防ぐために取り外しのできる装置を装着し、歯周組織が落ち着くのを待ちます。
保定の期間は、歯を動かすのに有した期間と同じくらい必要です。
終了
歯周組織が落ち着いたら、保定装置を外して治療を終了します。
矯正治療を行わなくても歯は一生動くものですので、希望される方には固定式の保定装置を歯の裏に装着することもあります。
メンテナンス
矯正治療中に虫歯ができないようにクリーニングなどのメンテナンスをおこないますが、治療後も続けて定期的にメンテナンスを受けられることをおすすめしています。
メンテナンス(プロによる口腔ケア)を受けることで虫歯や歯周病のリスクを軽減するとともに、万が一後戻りなどのトラブルが起こった際にも早めに対処が可能です。
矯正治療で作った理想的な歯並びをできるだけ長く保つために、メンテナンスを続けられることをおすすめいたします。
|