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信頼できる医院の見分けかた〜「同業者」の直感を信じて 〜 |
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W.Nさん(33歳 女性)
主訴:下口唇の突出と叢生
治療期間:約7.5ヶ月
治療内容:FLB舌側矯正装置、及びヘミオステオトミーによるスピード矯正(抜歯ケース) |
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八重歯を気にせず笑いたい |
左右の八重歯が目立つ、笑うと唇が歯に引っかかる…。ずっと気になりながらも放置していました。
私は現在、山形で個人医院をやっています。患者さんの不安を少しでも取りのぞき、リラックスして受診していただくためにも、医師の明るい表情はとても重要です。八重歯を気にせず、笑顔で患者さんと接したい…そんな気持ちと、もうひとつ、4歳になる息子にとって「キレイな母親でいたい」との思いがあり、歯列矯正には強い関心を持っていました。
きっかけとなったのは、外科医である夫の海外留学計画です。留学先はアメリカ。欧米では歯並びの悪さはその人の社会的信用を落とすとも言われ、子供のうちからの歯列矯正は当たり前。そんな文化に飛び込んでいくのですから、現地で人に不快感を与えないためにも、歯を治してから一緒に渡米したい!という気持ちが強まり、ついに矯正治療を受ける決意をしました。(実はその後、計画が変更となり留学はなくなったのですが、結果的に、留学計画が後押しをする形で、念願の歯列矯正に踏み切ることができて、ラッキーだったと感じています。) |
ネットだけでの情報収集は危険 |
留学までに間に合わせることが必須条件でしたので、とにかく早く終わる治療ができる医院を探し、見つけたのが銀座矯正歯科。最短の6ヶ月間であれば、留学に間に合うと思い、すぐに話を聞きに行きました。当時は東京へ心療内科の勉強に来ていたので、通院しやすい銀座という立地もポイントでした。初めて行った日にそのまま検査。検査を受けるまでは、少しためらいがありましたが、検査を受けることで、それを払拭できたように思います。とにかく真剣に、精密な検査をしていただいて、これはホンモノだなと感じました。また、何かの資料で深沢先生のプロフィールを見て、「酒もタバコもしない歯科医療オンリー」の方だと知り、追求するタイプの職人のような方だと感じました。「これは信頼できる!」と同業者なりの直感が働き、銀座矯正歯科で治療を受けることを決意しました。 |
治療をスタートさせてからしばらくは、夫をはじめ、周囲の人間はスピード矯正に不安を感じていたようです。というのも、スピード矯正の場合は通常の矯正と違い、外科手術を伴うものだから。歯並びを治すために、外科手術をするのはリスクが高いのではないかという懸念を持たれがちです。
また、世界で最先端・最新の手術であるため、日本ではまだまだ一般的ではなく、この手術に対しての批判的な意見もあります。どの医療分野でもそうですが、新しい手法の医療は、バッシング・批判を受けるものなのですね。 |
情報が溢れている社会で本当に有用な情報を選択するのは大変です。特にネットの世界ではスピード矯正の外科手術(*1)に対し、手術そのものがどうか、ということよりも根拠のないウワサが先行してしまうことがあるようです。私はネットでのウワサを信じませんでした。検査から徹底している先生の仕事ぶりを、同業の直感で「信頼できる」と感じ、選択し、治療を終えた今、あの直感は間違っていなかったと実感しています。 |
先生との二人三脚で大満足 |
手術は麻酔が効いていたため、ほとんど痛みを感じないまま、無事終了。手術後は、ある程度歯が動くたびに、ワイヤーを調整していくことを繰り返しながら、理想の歯並びに近づけていきました。ワイヤーを調整した直後は少し不快感があり、お粥を食べるようにしていました。でも、スピード矯正なので、通常の矯正と比べるとワイヤーを調整するタイミングが早く、不快感も短期間で済みます。通常の矯正でも同じような不快感はあると思いますが、長期間我慢することになりますよね。どちらの方が自分のニーズに合っているか、ということをこれから歯列矯正をされる方は、検討材料にしてみてはどうでしょうか。
治療が終わった今は大満足!気になっていた八重歯の改善はもちろん、下あごが内側に入り、フェイスラインがきれいに整いました。心配していた家族も喜んでくれました。先生、こんなにきれいにしていただいて本当にありがとうございます(笑)。
このリーフレットを読む方の中には歯列矯正を検討している方が大勢いらっしゃると思います。私が治療を受ける前に欲しかったのは、ネットの世界での「ウワサ」ではなく実際に治療を受けた人の言葉でした。この体験談が有用な判断材料になれば幸いです。また、治療は100%を先生がやってくれるものではありません。患者と先生との二人三脚でこそ一番良い効果が生まれると思います。私の場合は、食事をとりにくい期間の栄養管理に注意し、また、歯茎が退化しないように、毎日マッサージ、プラセンタを飲む等、先生の指導に忠実に治療にのぞみました。大切なのは自分の意思。そしてその意志に、先生はしっかり応えてくれます。 |
*1 スピード矯正の外科手術
従来の矯正法にHemiosteotomy(ヘミオステオトミー)とImplant(インプラント)を併用することにより、矯正治療期間を短縮する深沢真一により考えだされた矯正治療法です。 |
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医療も情報開示の時代、より高度な矯正治療を受けるための医師選びを!
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優秀で自分に合った歯科医師を選ぶのは簡単なことではありません。これまで、少ない情報のなかで選択を迫られ、思うような結果が得られなかった方もいらっしゃると思います。ですが現在、社会のいろいろな方面で情報開示が求められるようになり、医療の世界も例にもれません。草の根的に情報開示が広まっています(歯科では、自分に都合の良い肩書きを表示し、情報開示をしようとしません)ので、患者様は是非これを利用して、ご自分で確かめていただきたいですね。Nさんは、ご自身も開業されているお医者さまで、十分な選定の目を持っていらっしゃる方です。インターネットで銀座矯正歯科を見付けられたということですが、インターネットが発達している今、誰でも全国の(HPで情報開示をしている)歯科医師を比較検討することができます。
患者様はそれぞれの医師が過去にどんな症例を治療しているかを把握し、ご自分の希望に沿うかどうかをしっかり判断していただくことが大切です。
今回Nさんに施した治療は、フラップレス・ヘミオステオトミーという、歯肉を大きく切開せず、小さな穴を開けて手術をするというものです。術後の腫れを抑え、回復も早いので患者様の負担が少なくてすみます。矯正装置はこれまで私が計測してきたデータを基にAMERICAN ORTHODONTICS社と共同開発したもの(*2)を使っています。これは裏側からの矯正装置ですが、舌の違和感を最小にするために歯の裏側に装着する部分を極力小さく設計してあります。大きなポイントとして、装置を着ける位置をより歯の根元に近い部分に変えました。これによって矯正期間の短縮にも成功しています。
これまでの多くの研究と開発が認められ、海外の大学で臨床教授に、というオファーもいただきました。これからも、世界最先端の矯正治療のけん引役として研究、開発、治療を続けていきたいと思っています。
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*2 共同開発した装置
新FLB(FUKASAWA Lingual Bracket/フカサワ式裏側舌側矯正装置)。2009年2月に、厚生労働省より 認可を受けました。 |